私の夏の家がある軽井沢での出来事です。
ここに、絵本の挿絵を描く大手出版社がかかえる
画家が移り住んできました。
彼は、肝硬変を患っていました。
来た当初は、顔色もどす黒く、痩せこけていて
目だけが光っている感じでした。
最初は、寝てばかりの生活をしていましたが、
徐々に、昼間は薪割りをしたり少しずつ身体を動かすようになり、
近くに湧水がわく森へ「王領地」という地名の森へと
花や野草や虫をスケッチするため、散歩するようになりました。
ここの、「地のエネルギー」はすばらしく、癒されます。
画家の彼にも変化が現れます。
徐々に健康を取り戻していきました。
やがて、完璧に肝硬変は治りました。
彼は東京へ戻り、精力的に絵を描きます。
画家としても幸運が訪れます。
彼の作品が世界的な絵本の賞に選ばれました。
ここからは、世界的な画家として活動を展開していきます。
夏の家に来た頃の彼からは想像することもできません。




